金太郎飴と千歳飴の違いは何?形状・歴史・用途を徹底解説!

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金太郎飴 千歳飴 違い

金太郎飴と千歳飴の違いについて気になったことはありませんか?

金太郎飴と千歳飴はどちらも日本の伝統的な飴ですが、用途や形状など大きな違いがあります。

  • 金太郎飴と千歳飴の違いって何?
  • なぜ七五三には千歳飴がもらえるの?
  • 七五三の千歳飴はどうやって食べるの?食べ方に決まりはある?

今回はこのような内容を調査しました!

この記事では、金太郎飴と千歳飴の違いを調査し、歴史とともにそれぞれの飴の使われ方や形状についてまとめました。

結論として、どちらの飴も始まりは江戸時代で、金太郎飴が1口サイズ、千歳飴は1m以内の細長い飴です。

4つの項目の違いを調査したので、興味のある方はぜひ最後までお読みください^^

目次

金太郎飴と千歳飴の違いって何?

金太郎飴と千歳飴の違いを知っていますか?

イメージとしては、金太郎飴も千歳飴も「どこで切っても同じ絵柄が出てくる細長い飴」といったところでしょうか・・・。

千歳飴は七五三詣でのご祈祷授与品としても有名ですよね!

金太郎飴と千歳飴の違いをまとめると、大まかに下記の4つあります。

  • 形状の違い
  • 用途の違い
  • 歴史的背景の違い
  • 食べ方の違い

順番に解説していきますね!

金太郎飴と千歳飴の違い①形状の違い

金太郎飴と千歳飴の最大の違いは、その形状にあります。

【形状の違い】一口サイズの金太郎飴

金太郎飴はどこを切っても同じ顔が現れるのが特徴です。

こちらは初めから一口サイズにカットされており、中はぎっしりと詰まっていて割れにくくなっています

▼金太郎飴の参考写真(すみっコぐらしの金太郎飴かわいい♪)

どこで切っても同じ絵柄が出てくる金太郎飴は、まさに職人の技が光る一品です!

【形状の違い】細長い千歳飴

千歳飴は細長い形状をしています。

自由度の高い金太郎飴に対し、千歳飴には形状の規定があるんです!

千歳飴の規定:細長く、直径15mm以内、長さ1m以内

また、千歳飴は軽く、中がスカスカになっていて割れやすい特徴もあります。

金太郎飴と千歳飴の違い②用途の違い

金太郎飴と千歳飴の違い2つ目は、用途の違いです。

元はどちらも細長い飴ですが、使い時は全く異なります。

【用途の違い】日常的なおやつとして親しまれる金太郎飴

金太郎飴は七五三のように用いられるイベントは限定されておらず、おやつや手土産として親しまれています。

季節を問わず一年中楽しむことができる飴であり、観光地のお土産としても人気があります!

コロンとして可愛らしい金太郎飴は見ているだけでも楽しめますよね♪

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【用途の違い】七五三に欠かせない千歳飴

千歳飴は、七五三のお祝いに欠かせない縁起物です。

「千歳(ちとせ)」には「千年」、「長い年月」という意味があり、飴は伸ばすとどこまでも伸びていくことから千歳飴には「細く長く、粘り強く、いつまでも健康で長生きしてほしい」という意味が込められています。

また、基本的に千歳飴は2本セットで、飴の色は紅白になっていて、縁起の良さを表しています。

ゆゆぷく

紅白カラーが縁起の良さを表し、長さが健康や長寿を願う意味を持っているので、七五三詣のご祈祷授与品としてもらえるのですね!

近年では、デパートやスーパーでも販売されるようになり、七五三の季節の風物詩となっています。

\市販の千歳飴を探してみる/

金太郎飴と千歳飴の違い③歴史的背景の違い

金太郎飴も千歳飴も、始まりはどちらも江戸時代と言われています。

なぜ金太郎飴と千歳飴は用途の違う飴になったのでしょうか?

【歴史的背景の違い】組み飴から進化した金太郎飴

こちらは元々大阪で「組み飴」として作られていました。

組み飴:形の異なる柔らかい飴を熱いうちにパズルのように組み合わせて、ひとつの飴に仕上げる製造法

大阪では組み飴はおかめと福助の絵柄で、「おたやん」と呼ばれていました。

その後、大阪で組み飴の修行をした職人が、江戸へ戻ってきて作ったのが金太郎飴です。

「金太郎」の柄にした理由は、関東では足柄山が近く、当時の子どもたちに金太郎が人気だったからだそう!

【歴史的背景の違い】七五三のお祝い

千歳飴は、江戸時代に浅草でお宮参りのお土産として売り出されたのが始まりということです。

元々は「千年飴」や「千歳飴」と呼ばれ、長寿を祝う意味が込められています。

時代は変化しても千歳飴は昔のままの形状で、現在も「七五三」のお宮参りの子どもたちに授けられます。

どの世も、親の子の健康を願う気持ちは変わらないことが分かりますね!

金太郎飴と千歳飴の違い④食べ方の違い

金太郎飴は、一口サイズにカット済みですから、もちろんそのまま食べます。

千歳飴の食べ方に決まりはあるのでしょうか?

【食べ方の違い】千歳飴の食べ方に決まりはない

結論、千歳飴の食べ方に明確な決まりはありません!

一説では「長寿を願う縁起物なので、折ったり切ったりしてはいけない」とも言われていますが、千歳飴の長さは短くても10cm以上あるものがほとんど。

大人ならまだしも、3歳や5歳の小さな子どもが1人で持って食べるのは危険が伴います。

なので、割って家族や親族と食べるのがおすすめです!

そのまま割ると飛び散って大変なことになるので、ビニール袋に入れて、棒でたたくか、角にぶつけるなどで一口サイズに割ってしまいましょう!

また、綺麗な形を保ちたい方は、電子レンジで少し温め、柔らかくした状態でキッチンバサミでカットすると楽ですよ♪

まとめ

今回は金太郎飴と千歳飴の違いについてまとめました。

どちらも日本の伝統的な飴ですが、その違いは形状や用途などさまざまです。

金太郎飴は、どこを切っても同じ絵柄が出てくるデザイン豊富な一口飴で、日常的なおやつや手土産として親しまれています。

一方、千歳飴は、七五三のお祝いに欠かせない縁起物であり、細長い形状で長寿や健康を祈る意味が込められた飴です。

今は金太郎飴も千歳飴も市販でも通販でも気軽に購入できるので、ぜひ久しぶりに味わってみてくださいね!

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